産後2か月が過ぎて、日々の運動不足を実感し、週に1,2回でも近所を走ってみる。結構気持ちの良いもので、初めは走っては歩いてを繰り返し、近くの公園で簡単にストレッチしてそのまま走って帰る。時間的には20分~長くても30分くらいだ。
一人で黙々と走ることが、性に合っているんだと思う。出産前もヨガをしていたし。思い返せば、小学生のときにスイミングスクールに通い、中学生でバスケ部、高校は水泳部、社会人の26歳のときにキックボクシングを6年、その後スポーツジムで泳いだりを2年、その後ヨガを1年ほど続けた。
運動の楽しさが本当に分かったのは、26歳のときで、ひどい猫背と冷え性がすっかり良くなった。小学生のときのスイミングスクールはまま泳げる楽しさで、中学校のバスケ部はチームスポーツの楽しさが全く分からなかった。試合でもどういう風に動いて良いのか分からない。向いてなかったんだろうな。高校の水泳部は相変わらず一人で気楽に泳ぐのは楽しかった。でもタイムを求めたり、順位を競ったりは、イマイチ分からなかった。社会人のキックボクシングは、会長のミット打ちが楽しかった。スパーリングはこれまたどう動いて良いか分からなかった。痛いのもイヤだし、相手に当てるのも気が引けて、避けたり、逃げたりばかりしていた。でも性に合っていたようで、長く続いた。
その後は、水泳、ヨガなど一人でするスポーツばかりをしている。30歳を過ぎて、自分の向き不向きがおぼろげながら掴めてきたんだろうなと。流行っていたから、みんながしているから、とかではなく自分に合う選択肢を選べるようになってきたんだと思う。
ここに書いたとおり、なるべく無理は避けてきたわたしだが、ときどき全力を出すことも大切だと思っている。自分の限界を知るというか、可能性はまだあると信じたいというか。キックボクシングでは、力の入れどころと抜きどころが大事で、タイミングをみて攻撃しないといけない。ずっと全力は無理なのである。水泳、ヨガの良さは、また別のときに書こうと思う。
ときどき全力を出すことで、スッキリもするし、ああまだこんなに走れるんだ、とかまだまだやれそうだな自分とか思える。ゆるゆる走ったり、泳いだりは長く続けるのに必要だけど、ときどき全力を出すことで違う景色が見える気がする。似たようなことが、為末大さん「負けを生かす技術」にも書いてあった。読んだのは、だいぶと前だけど今思い出して、ああそうだなと思える。読んでるときはそういうものかなで終わってしますけど、自己啓発本の類は実感が伴ってこそ、腹落ちする。
為末大「負けを生かす技術」画像
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