断捨離の向こう側

断捨離が流行っている。わたしの場合、ブームになる前から物を多く持つことが好きでなく、どちらかというと物は少なく、身軽でいたいという考え方が小学生くらいからあったように思う。産休・育休期間中の今、その思考が強まってきた。なぜかというと、産休・育休状態とは、憧れの不労所得だけで生活できている状態を先取りしているようなものなのである。もう、浮世離れも甚だしく、今ほど国の制度や会社の制度に感謝したことはないくらい感謝しているし、ストレスフリーの状態が続いている。

仕事がハードな時期も長かったからか、産休に入ってからの2か月くらいで、本当に色々考えた。お金のこと、家族のこと、仕事、これからのこと。35歳になって人生の折り返し地点の立ち位置のときにゆっくり時間を取って考えることができて本当に良かった。

仕事が忙しいとこれからのことや、今までのことを振り返る時間がなかなか取れない。良いタイミングで時間を取れたと思う。振り返って整理することで、断捨離も進んだ。一定の断捨離が進んだあとに、本当はどうしていきたいのか?に目を向けることができたように思う。片付かないと見えないことも多い。

一番に驚いたのが、出社しないということは手持ちの服が本当に少なくて済む。パンプスも要らないし、スーツも1着あれば事足りるし。こんなに身軽になるのか!と驚いてしまった。子どもも要るので洗濯は毎日だから、下着類も少なくてすむし。PC1台で仕事ができる時代で、一人で仕事をするフリーランスともなれば、本当に身軽だなと思った。フリーランスて安定と制約を手放す代わりに自由と責任を手にしてるんだな~と。持たない暮らし、身軽な暮らしも良いもんなんだろうな~と。身軽になって何したい?どこ行こう?軽バンで流行りの車中泊もしてみたい。

好きな仕事まではいかないけど、少なくとも苦痛の少ない仕事にシフトチェンジしたいと思った。思えば、大学生の頃から憧れは自営で、佐藤可士和さんの「サムライ」オフィスに憧れて、自分の事務所で仕事したかったんだった。何となくずっと見て見ぬフリをしてきたけど、もう35歳で折り返しも過ぎたし、周りからどう見えるかは別にしてもう充分に頭下げたし。ランニングとヨガで身体づくりして、1年かけてスキル磨いて、少しずつ自営の道にシフトできるようにしようと思う。

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